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Channel: 『姫路のじろりん』のブログ
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<東京ふしぎ旅Ⅱ>の巻

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 30数年前、東京を去る時、大勢の仲間が連日、送別会をしてくれました。
 
『山田隆夫』君が、行き付けの『串焼店』へ家族と一緒に連れて行ってくれました。サスケは、当時『とんねるず』やフジTVのスタッフがよく集まっていた新宿御苑前のパブ『混』という店で仲間と、役者の井之上隆志君、深見亮介君、山田隆夫君も合流して送ってくれました。
 
最近、70歳現役ダンサーとして話題になった『名倉加代子』先生は、じろりんのバイト先・赤坂『串亭』という店でダンサー仲間と送別会を開いて下さいました。
 
 そして最後に宝塚の元トップスター『真帆志ぶき』さんの店・四谷三丁目『ジル』にお礼の挨拶に寄った時、当時NHKのアナウンサーだった『草野仁』さんが来られていました。その頃、ニュースセンター9時のスポーツキャスターをしておられたようで、『久仁子ママ』が(真帆さんの妹で、いつも夜10時頃の出勤でした。)「今日も、草野さんのスポーツニュースを見てから来ましたよ。」と話されていたのを思い出します。
 
 そして、そこに日劇のトップダンサー『菊間清二』さんが居られました。草野さんや店の人は「せっかくここまで頑張って来たのに、惜しいね・・残念だね・・・」と言って下さいましたが、菊間さんだけは「それは、良かったね・・・!」と言われるのです。ちょっとムカッとして、「なんで?・・」と聞き返すと、「この世界(芸能界)は、明日どんな大きな花が咲くかも知れない、一生咲かないかもしれない。でも、そんな夢ばかり追って止めるに止められず、段々歳を取って行くんだよ。若いうちに故郷に帰る決心が付いて、良かったね・・・と言う意味だよ。」と言われました。
 
 姫路に帰ってからは、そんな事も忘れていましたが、数年前『うちくる』という番組で偶然、『真島茂樹』さんの先輩の店!という事で、菊間さんのスナック『南国』が紹介されてから、一気に思い出すと共に一度会いたいと思うようになっていました。
 
 昨年12月、サスケに連れられて四谷三丁目『赤いキャベツ』というスナックに入った時、年配の女性がカラオケを歌っておられました。
その女性に・・・
「四谷三丁目は懐かしいですね。昔ジルという店でアルバイトしていたんですよ。」と話しかけると・・
 
「あら、ジルなら知っているわよ、スータン(真帆さんの愛称)の店でしょ・・・」
 
「そこでバイトしていたジローですけど・・・」
 
「ジロー!!!覚えているわ・・もっとホッソリしていたよね。思い出したわ・・・・・
悪いけど、今から菊間さんの店に行くから失礼しますね。」
 
「菊間さんって、元ダンサーの人ですか?」
 
「そうよ、日劇のトップダンサーだったのよ。」
 
「実は、僕も菊間さんに会いたいのですけれど・・・」
 
「あっそう、わかったわ、それなら5分だけ付き合ってちょうだい・・。」と・・・
 
 
こんな広い東京で何と言う偶然のめぐり合わせでしょう・・・・
そのスナック『南国』は『赤いキャベツ』の隣の二階にありました。そして、菊間さんと30数年ぶりに再会することが出来たのです。
 
イメージ 1
 
左が菊間さん。中央が森繁さん。右が真島さん。

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