天津木村
エロ詩吟で大ブレイクした吉本興業の漫才師・天津木村は姫路出身です。そのパパの木村初男さんとは大変懇意にして頂いています。詩吟の師範で、天津木村も師範代でした。
先日「しくじり先生・俺みたいになるな‼」というテレビ番組に出て、自身のしくじり人生を振り返り、猛省しておられました。
彼はエロ詩吟というネタで大ブレイクしたのですが、ブームが去ったあと、セクハラにも近いネタだったので女性を中心に嫌われ、あっと言う間に仕事が激減してしまったそうです。(売れない芸人が五万といる世界で一発屋と言われても、一度でもブレイクすることは並み大抵なことではありません)
でも、詩吟界は大激怒で「言語道断」という通知と共に本人は流派から除名され、お父さんには「止めさせろ!」と通告が来ましたが、「息子がやっとつかんだ成功のチャンスをつぶす親がどこにいますか?息子のためなら私は詩吟界を去っても構いません」と言い切って自ら辞められたのです。
親がわが身を犠牲にして子供をかばっている姿に「感動した」「素敵だ」「お父さんカッコいい」という言葉がネット上に溢れました。
一方、仕事が激減した天津木村は大型二種の免許を取って現在、ロケバスの運転手をして家族を養っているそうです。
番組のラストで登場した木村初男さんの吟じた詩吟が感動を呼んでいます。
♫ 鳴く声の 良きも悪しきも 親鳥の
教えによるぞ 薮の鶯
「子どもが良いも悪いも親の責任」という意味だそうです。
生きていると、人生色んなことが・・・
『あると思います!』